出版されるやいなや、瞬く間に大反響を巻き起こした『カエルの楽園2020』。
今回は、この物語の登場人物と読んだ感想をまとめました。
ネタバレもありますので、まだ読んでいない方は一度ご自身で読んでから、本記事をご覧ください。
カエルの楽園2020の登場人物
カエルの楽園2020の登場人物を紹介します。
主な登場人物一覧
- ソクラテス
- ロベルト
- ローラ
- ハンドレッド
- スチームボート
- マイク
- デイブレイク
- ハンニバル
- プロメテウス
- ガルディアン
本書の主な登場人物はこの通り。
順番に紹介しますね。
ソクラテス
アマガエル。この本の主人公。
冷静で思慮深い。
ロベルト
アマガエル。ソクラテスの友達。
仲間思い。物事の表面しか見ておらず、本質を見抜く力が乏しい。
ローラ
心穏やかで優しいツチガエル。
よそ者のアマガエルであるソクラテスとロベルトに対しても全く警戒心を抱かず、足の傷を癒してくれた。
もとの世界ではウシガエルに弄ばれ、体をバラバラにされた。
ハンドレッド
口が悪く、嫌われ者のツチガエル。食べカスを散らかす癖がある。
もとの世界では「ウシガエルの敵」と名指しされ、真っ先に食べられてしまった。
スチームボート
カエルの楽園「ナパージュ」を守るワシ。
岩山の頂に巣を作り、ウシガエルを見張っている。
マイク
お祭り広場の主。よくしゃべる。
自分が気に入ったカエルをお祭り広場に呼んで、ツチガエルたちを楽しませる。
デイブレイク
自分こそが正しいと信じて疑わないカエル。
ウシガエルびいきで、悪いのはツチガエルの方だと思い込んでいる。
ハンニバル兄弟
南の崖でツチガエルを守るために、ウシガエルと戦っている。
もとの世界では理不尽に死刑にされた。
プロメテウス
ナパージュの王様。
優柔不断で、何をするにも遅い。
ガルディアン
元老のひとり。
自分の信念を持たず、元老でいられるなら何でもする。
カエルの楽園2020のあらすじ【ネタバレ】
2匹のアマガエルは、カエルの楽園「ナパージュ」にたどり着いた。しかし、そこで目にしたのはウシガエルに占領された悲惨な光景。途方に暮れた2匹は長旅の疲れもあり、ヤツデの葉の上で眠りに落ちてしまった。
翌朝目を覚ますと、なぜか2匹は平和なナパージュにいた。今度の世界では、ウシガエルの国で「未知の病気」が流行っていたが、楽園のカエルたちは根拠もなく楽観視していた。
ところが、時間が経つにつれてナパージュでも「未知の病気」が広がりはじめる…。
バッドエンディング、リアルエンディング、グッドエンディングの3通りの結末が用意された、著者からの警告と希望が詰まった物語。
カエルの楽園2020を読んだ感想
『カエルの楽園2020』読了。
ここ数ヶ月のコロナ騒動をあらわした巧妙な寓話で、ページをめくる手が止まらなかった。とても面白かったです😌
あと、衝撃だったのですが著者の百田尚樹さん(@hyakutanaoki)って50歳で小説家デビューしていたんですね!その事実に勇気をもらえました✨ pic.twitter.com/N38KNowzgd
— やす|獣医学生×ブログ×英語 (@WebproYk) July 22, 2020
『カエルの楽園2020』読了。ここ数ヶ月のコロナ騒動をあらわした巧妙な寓話で、ページをめくる手が止まらなかった。とても面白かったです😌あと、衝撃だったのですが著者の百田尚樹さん(@hyakutanaoki)って50歳で小説家デビューしていたんですね!その事実に勇気をもらえました✨
新型コロナ騒動における、政治やメディアの愚かさを浮き彫りにした痛快な寓話。
目の前の個人を守るのか、多少の犠牲を伴ったとしても国の存続を優先すべきか。
この先、新型コロナのような「未知の病気」が再び生じたときに思い出したい教訓が学べました。
著者、百田尚樹のおすすめ本
最後に、百田尚樹さんの他の著書も紹介しておきます。
カエルの楽園2020と合わせて読むと「なるほど!そういうことだったのか!」と、著者が本当に伝えたかったことが見えてきますよ。
物語として面白いだけでなく、生きるうえで大切なことが学べます。
若いうちに一度は読んでおきたい本です。