こんな疑問に答えます。
- 小説を読んで得られる効果が分かる
- 小説の効果を実感するまでに要する時間が分かる
結論から言うと、小説を読むと心にゆとりが生まれ、人生が豊かになります。
紙の本、電子書籍の両方を上手く活用して毎月4~5冊の小説を読んでいるのですが、「なんか変わったな」と感じることが多くなってきたので、得られた効果をまとめてみました!
本記事を最後まで読むと、小説を読むモチベーションが上がり習慣化もしやすくなると思うので、ぜひ参考にしてください!
小説の効果はこんな感じ【体験談です】
実際に自分で感じた「小説を読むことで得られた効果」を紹介。
リラックス効果
小説にはリラックス効果があります。本を読んでいると、なんとなく落ち着いた気分になりますよね。
「リテラセラピー」という言葉を耳にしたことはあるでしょうか。
literatureとtherapyの造語。本を読むことを通して、感情の浄化を目指す。
日本ではあまり普及していませんが、海外では精神的に弱ってしまった患者に対して「読書療法」という治療を行うこともあります。
イギリスにおける読書療法の現状として、医師と司書がチームを組み、不安に悩む患者を図書館の「ビブリオセラピスト(読書療法家)」に紹介しているという。ビブリオセラピストは図書館のデータベースを検索して、それぞれの患者の特定の病気を緩和させるための、いわばオーダーメイドの本のリストをその患者のために作成する。(引用:文学の効用について:リテラセラピーを考える)
僕も小説をよく読むようになってから、メンタルが安定しました。
週末の昼下がり、大好きなコーヒーを飲みながら小説を読むと、嫌なこともすべて忘れてリラックスできます。
一週間でたまったストレスも週末にすべて解消できるということが分かってからは、ストレス自体感じにくくなった気がするので、ストレスに悩む人は小説を読む習慣をつけるといいかもしれません。
現実逃避できる
小説の世界に没頭すると、現実逃避できます。現実逃避ってあまりいいイメージないかもしれませんが、僕はそう思いません。
一度、目の前の問題から離れて、時間が経ってから落ち着いた気持ちで解決すべき問題に向き合うというのは、とても有効な手段ではないでしょうか。
頑張っている人ほど、よく壁にぶつかります。真正面から壁をぶち破ろうとすると、ムダに消耗するはめに。
一歩引いてみたら違う道が見つかることもあるので、小説を読んで現実逃避するというのは悪くないんじゃないかなと。
趣味が増える
小説を読むと、さまざまなことに興味関心が出てくるという効果もあります。特に「日常系」の小説を読むと、新しい趣味に出会えるかもしれません。
- 『砂漠
』伊坂幸太郎
- 『和菓子のアン
』坂木司
- 『ラストレシピ 麒麟の舌の記憶
』田中経一
- 『日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ
』森下典子
僕が強く影響を受けた4冊。
正直、読む前までは麻雀とか料理とか(和菓子・お茶はなおさら)興味なかったのですが、これらの小説を読んでからちょっと詳しく知りたいなと思うようになりました。
「何か新しい趣味を見つけたい」という人は、自分になじみのないジャンルの小説を読んでみるといいかもしれませんね。
語彙力が高くなる
小説の面白いポイントの一つに、書いている作家さんによって言葉遣いが全く異なるということがあげられます。
それぞれの書き手により好きな言葉・言い回しが異なるので、いろんな言葉を知ることができます。
もちろん、ときには「自分には合わないな…」と感じてしまう言葉遣いの作家さんもいましたが、新しい言葉のシャワーを浴びるというのは、気持ちがいいものです。
小説独特の巧妙な比喩やあざやかな言い回しを自分の中にインプットできるというのも、小説の素晴らしい効果の一つ。
人として「深み」がでる
小説の世界に入り込み、登場人物の気持ちを想像・共感することで、人としての器が大きくなります。
実際に僕のまわりがそうなのですが、人当たりがよく一緒にいて居心地がいい友人は、ほぼ全員が読書好きでした。
小説を読むことを通して、自然と相手のことを考える癖がついたのでしょう。
想像力を養う訓練として小説を読むのもいいかもしれませんね。
心にゆとりが生まれ、人生が豊かになる
これまで5つの効果をあげてきましたが、まとめると
こんな感じ。
自分自身のメンタル安定につながり知識も増える。さらに周りの人にも優しくなれるなんて、控えめに言って小説サイコ-です。
もっとみんな小説読めばいいのにな~と心から思っています。
小説の効果を実感するまでの時間
小説の効果が得られるまで何冊くらい読めばいいですか?
どれくらいの時間で効果が得られますか?
こんな疑問を持つ方もいると思うので、少しだけお話します。
あくまで僕の体験談なので、参考までにどうぞ。
効果を感じるまでにかかった時間はこれくらい
「リラックス効果」「現実を俯瞰できる」これらについては、小説を読んだその日のうちに感じることができました。
自分の力じゃどうにもならない嫌なことってありますよね。そんなときは小説の世界に没頭しちゃいましょ!
その日のストレスをその日のうちに解消できるのが小説です。
「語彙力」「心のゆとり」などは、10冊くらい(約2ヶ月)で感じました。これらは積み重ねが大事なので、少し時間がかかりますね。
ただ、小説を読むことの真価はこの2つではないかと思っています。
- 語彙力が高まると、見える世界が広がる
- 心のゆとりができると、新しいことを自分の中に取り込める
ビジネス書や実用書にはない、小説ならではの素晴らしい効果がこの2つ。
まずは興味のある小説からでいいので、10冊読んでみると価値観が変わりますよ。
ムダをなくすために工夫したこと
「小説を読みましょう」と言われても、忙しくてそれどころじゃない人がほとんどだと思うので、効率よく読書できる工夫を2つだけ紹介しますね。
- 読まずに「聴く」
- 最初にやる
この2つを実践すると、無理なく毎週1冊のペースで読書できますよ。
読まずに「聴く」
結論から言うと、僕はオーディオブックを利用して移動時間に本を聴いて楽しんでいます。
移動時間ってだいたい音楽を聴くか、何もせずただ移動するだけかの二択ですよね。それってすごくもったいないですよ。
意外かもしれませんが、移動時間に本を聴くとけっこう記憶に残ります。理由は簡単で、体を動かしている方が脳が活性化するから。
毎日30分だけでも本を聴くと、
- 1週間で210分(3時間半)
- 1ヶ月で912分(約15時間)
- 1年間で10950分(約182時間)
こんなに。
移動時間に何もしないのは本当にもったいないので、オーディオブックを活用しましょう。
最初にやる
基本的に、起床直後の30分は読書するようにしています。起きてすぐの頭はスッキリしていて、情報がクリアに入ってくるので。
よく「朝活をしよう!」といわれるのも同じような理由。早朝は余計な情報が入ってこないので、目の前のことにひたすら集中できます。
小説の素晴らしさを最大限に感じるためには、脳が元気な朝一で読むのがおすすめ。あふれんばかりの想像力で、本の世界にどっぷり浸かることができますよ。
小説の効果まとめ【心にゆとりが生まれ、人生が豊かになる】
本記事を簡単にまとめます。
- その日のうちにストレス解消&リラックス
- いったん現実逃避し、自分を俯瞰できる
- 今まで知らなかった趣味に出会える
- 語彙力が高まり見える世界が広がる
- 想像力がつき、人にやさしくなれる
- 心にゆとりが生まれ、人生が豊かになる
小説は、ゆとりある人生を送るための必須アイテム。
ぜひ、小説を「読む」または「聴く」習慣を身につけましょう!
最後に、おすすめの小説をまとめた記事を紹介しておきます。
新たな小説ライフの第一歩におすすめの本を紹介しているので、参考までにどうぞ!