コーヒーの健康効果について、どこよりも詳しくまとめました!
- コーヒーの健康効果10選
- 飲みすぎによる良くない効果3つ
コーヒーは飲みものとしておいしいだけでなく、体に嬉しい効果がたくさんあります。
この記事では、コーヒーの健康効果をどこよりも詳しく解説。
適量のコーヒーでゆとりある人生を送りましょう。
コーヒーの健康効果10選
コーヒーの健康効果を10個紹介!
集中力アップ
コーヒーに含まれるカフェインという物質には、集中力を高める効果があります。
カフェインは摂取してから約5分後には脳を活性化し、集中力を高める。
勉強する前や、さっさと片付けたい仕事があるときは、直前にコーヒーを飲むだけで効率よく作業できますよ。
記憶力アップ
コーヒーを飲むことで記憶力が高まる、という研究結果も。
大学生を対象にした研究では、カフェイン200 mg摂取後、15単語からなる6組のリストから単語を思い出す課題が実施された。それぞれの提示単語リストは、リスト内には含まれていない実存の単語と関連していた。プラセボ摂取よりカフェイン摂取の方が、学生は多数の提示された単語や関連単語を多数思い出した。この結果から、カフェインは単語の記憶ばかりでなく、関連単語との関連推察をも促進すること、すなわち真の記憶と誘発記憶の両方を促進するといえる。
(引用:コーヒー/カフェイン摂取と生活 - カフェインの精神運動刺激作用と行動遂行 -)
上記の研究結果からも分かるように、カフェインは単純な記憶力だけでなく、その関連事項を推察する能力も高めることが明らかとなっています。
便秘を防ぐ
コーヒーには、腸の動きを活発にし、便秘を防ぐという効果もあります。
便秘の改善は、
- ストレス解消
- 美肌効果
にもつながるため、間接的に健康を増進すると言えますね。
ダイエット効果
コーヒーに含まれるカフェインには、ダイエット効果があります。
カフェインはエネルギーの燃料として脂肪を利用するため、代謝率と脂肪分解率が短時間で上昇。
筋トレ・有酸素運動前にコーヒーを飲むと、より効果的なダイエットにつながりますよ。
<<筋トレとコーヒーの関係を解説。おすすめの飲むタイミングは30分前!
胃の分泌液を増やす
ご飯を食べたあと、無性にコーヒーを飲みたくなることがありますよね。
カフェインには、胃の分泌液を増やし、食べ物の消化を良くする効果が。
食後にコーヒーが飲みたくなるのは、あなたの体が自然と求めているのかも…。
体内時計を整える
人間には、約24時間周期で動く概日リズム(体内時計)と呼ばれるホルモンサイクルがあります。
ヒトの体内時計の周期は24時間よりも若干長いため(短い人も少数ながらいます)、体内時計のタイミングを外界の24時間周期の明暗周期に一致させるシステム(同調機構)があります。(引用:体内時計|e-ヘルスネット(厚生労働省))
この体内時計は24時間から若干ずれているため、規則正しい生活により日々調節しなければなりません。
午前9時から11時の間に、朝日を浴びつつ1杯のコーヒーを飲むことで、頭も身体もシャキッとしますよ。
心臓病・脳卒中・呼吸器疾患の死亡リスク低下
コーヒーは、命に係わる疾患リスクを低下させる効果があるという研究結果も出ています。
2 型糖尿病のように罹患人口が圧倒的に多い疾患と,心臓病や脳卒中など,死亡率の高い疾患でコーヒーのリスク軽減が認められるということから,コーヒーを飲んでいる人の寿命は,飲まない人よりも長いのではないかと想像できる。(引用:コーヒー飲用による疾患予防の薬理学)
毎日少量のコーヒーを飲むだけで寿命が延びるなんて、素晴らしいと思いませんか。
これはもう飲まない理由がないですよね。
発癌抑制効果
コーヒーには、発がんを抑制する効果もあります。
オーストリアの Somoza らは,浅煎と深煎のコーヒーを両方飲むことで,クロロゲン酸と NMP を同時に摂取すれば,疫学調査結果(表 1)よりも高い効率で発癌を抑制し,癌を予防できると考えている。(引用:
コーヒー飲用による疾患予防の薬理学)
飲みすぎはよくありませんが、適量のコーヒーは癌の予防につながるので、毎日1~2杯のコーヒーを飲むと良いです。
リラックス効果
コーヒーの香りには、リラックス効果があります。コーヒーの香りがすると、リラックスしたときの脳波であるα波が多くあらわれることが分かっています。
よく考えてみると、カフェとかって落ち着きますよね。まわりに多くの人がいるにもかかわらず落ち着くのは、コーヒーの香りによる効果だったんです。
若さを保つ
コーヒーにはアンチエイジング効果もあります。
この秘密は、コーヒーに含まれるニコチン酸という物質にあり、これは体内でNADという物質に変化。
NADは細胞レベルの傷(老化)を修復するという効果をもちます。
コーヒーの飲みすぎによる良くない効果3つ
さまざまな健康効果を持つコーヒーですが、やはり飲みすぎはよくないです。
コーヒーの飲みすぎによる悪影響をまとめました。
お腹がゆるくなる
コーヒーを飲みすぎておなかが痛くなったことはありませんか。
コーヒーには、大腸を刺激するホルモンの分泌を促進するという効果があります。
飲みすぎると、このホルモンが過剰になり大腸を刺激しすぎるため、お腹がゆるくなったり痛くなったりすることも。
体内の水分が失われる
コーヒーに含まれるカフェインには、利尿作用があります。このため、飲みすぎると体から水分が失われます。
水も一緒に飲むか、デカフェコーヒーを飲むなど、工夫すると脱水症状を防げますよ。
<<【デカフェとは】カフェインが苦手でも楽しめるおいしいコーヒーを紹介
カフェイン中毒
普段から毎日大量のコーヒーを飲んでいる人が、急に飲むのを止めると、頭痛やイライラを起こすことがあります。
これは「カフェイン離脱」という状態で、詳しくは下記の記事を読んでほしいのですが、一種の中毒状態のようなもの。
<<コーヒーを飲んだら頭痛・吐き気が…。原因と対策を徹底解説します!
毎日コーヒーをがぶ飲みでもしなければカフェイン離脱になることはありませんが、注意するにこしたことはありませんね。
コーヒーの健康効果まとめ
簡単にまとめます!
- 集中力アップ
- 記憶力アップ
- 便秘を防ぐ
- ダイエット効果
- 胃の分泌液を増やす
- 体内時計を整える
- 心臓病・脳卒中・呼吸器疾患の死亡リスク低下
- 大腸がんや肝臓がんの予防、2型糖尿病の血糖値の改善
- リラックス効果
- 若さを保つ
- お腹がゆるくなる
- 体内の水分が失われる
- カフェイン中毒
適量のコーヒーで、ゆとりある人生をお過ごしください!