風邪にはコーヒーが効くという意外な事実について、科学的根拠を基に説明します。
【本記事の内容】
- 風邪にはコーヒーが効く
- インフルエンザのときはコーヒーNG!
風邪薬の箱に「無水カフェイン」と書いてあるのを見たことはないでしょうか?
コーヒーといえば「カフェイン」…あれ?これって一緒では…!?
風邪にはコーヒーが効くという、意外な事実について説明します。
風邪にはコーヒーが効く
結論から言いますと、風邪にはコーヒーが効果的です。
(ただし、コーヒーと風邪薬を一緒に飲むとあまり良くないので、そこだけは注意してくださいね!)
コーヒーの主成分であるカフェインは、実際に薬にも使われており、風邪に効くことが様々な研究から明らかになっています。
コーヒーには風邪予防効果がある
コーヒーは風邪の予防に効果的です。
主成分であるカフェインは、主に交感神経に作用しますが、これにより得られる効果は以下の通り。
- 倦怠感がなくなる
- 代謝が良くなる
- 免疫力の向上
これらを簡単にまとめると、「全身の活動力が向上する」といった感じですね。
喉からくる風邪にはコーヒーが効果的
風邪の原因別にみると、コーヒーは特に喉からくる風邪に効果的。
コーヒーに含まれるカフェインという成分には、「気管支拡張作用」や「抗炎症作用」などありますが、これにより風邪の主症状である咳や喉の炎症が抑制されます。
また、コーヒーの香りによるリラックス効果も風邪予防に。
心と体のストレスを緩和することで、全身の免疫力が高まります。
はちみつコーヒーがおすすめ!
はちみつには、抗菌作用・抗炎症作用があります。「はちみつのど飴」とか、よく売ってますよね。
はちみつの効能と、カフェインによる抗炎症作用・気管支拡張作用が組み合わさると、喉風邪に絶大な効果を発揮します。
ブライトザマー クリーミーハニー (菜の花はちみつ) 500g
風邪に効くコーヒーも、インフルエンザにはNG!
風邪予防に効果的なコーヒーですが、インフルエンザの時は飲むべきではありません。
風邪とインフルエンザの違い
そもそも、風邪とインフルエンザは全く別物です。
原因 | 症状 | 特徴 | |
風邪 | アデノウイルス、コロナウイルス、ライノウイルス | 38℃未満の発熱、咳、喉の炎症、鼻水、くしゃみ | 徐々に体調が悪くなる、2~3日で治ることが多い |
インフルエンザ | インフルエンザウイルス | 38℃以上の高熱、頭痛、関節痛、咳、鼻水、くしゃみ | 突然体調が悪くなる、1週間近く長続きすることもある |
簡単に言うと、「風邪はじわじわと発症し、すぐ治る」「インフルエンザは急に発症し、治るのに時間がかかる」こんなイメージ。
症状は似ている部分もありますが、異なる病気なので注意してくださいね。
カフェインの効果
それでは、どうして風邪には効果的なコーヒーがインフルエンザにはダメなのか、見ていきましょう。
これには、コーヒーの主成分である「カフェイン」が深く関係しています。
【カフェインの効果】
- 覚せい作用
- 鎮痛作用
- 利尿作用
風邪には効果的
すでに述べた通り、「風邪予防・喉からくる風邪」にはコーヒーが効果的です。
風邪をひくと頭がいたくなる…という人も多いですが、これは脳血管の拡張が主な原因です。
カフェインには、血管を収縮させる効果があるので、場合によってはコーヒーを飲むことで頭痛が緩和されることもあります。
インフルエンザには逆効果
インフルエンザの特徴に、急激な高熱があります。
基本的に人間の体は熱に弱いので、汗をかくことで熱を放出します。これに加えて、尿とともにウイルスを排出しようとするので、体は脱水状態に。
コーヒーには利尿作用があり、脱水状態をさらに悪化させる恐れがあるため、インフルエンザの時は飲むのを控えましょう。
風邪にはコーヒーが効く【まとめ】
本記事をまとめると、
- コーヒーは風邪予防・喉風邪に効果的
- インフルエンザの時に飲むと、脱水状態が悪化しやすいので注意
こんな感じ。
冒頭でも言いましたが、コーヒーと他の薬を一緒に飲むことは避けましょう。そこだけは注意です。
「どうせ飲むなら、おいしく飲みたい」という人は、参考までに【コーヒー好きにおすすめ】自宅でおいしいコーヒーを淹れるためのアイテムまとめも合わせて読んでみてください。